【居場所と安心について考える⑧】“相談してください”が難しいこともある

「困ったら相談してください」

社会の中で、よく聞く言葉です。

もちろん、
誰かを支えたい。
力になりたい。

そんな思いから伝えられている言葉でもあります。

ですが、

実際には、

“相談すること自体”

が難しい方も少なくありません。

「ゴチャせたがや」では、

・無理に話さなくてもよい
・聞いているだけでもよい
・その人のペースを大切にする

ことを大事にしています。

今回は、

“相談してください”が難しいこともある、ということについて、居場所で感じていることを書いてみたいと思います。


目次

“相談する”には大きなエネルギーが必要なこともある

居場所では、

「何を話せばよいか分からない」
「うまく説明できる気がしない」
「迷惑をかけてしまうかもしれない」

という声を聞くことがあります。

特に、

長い間ひとりで悩みを抱えてきた方ほど、

“相談する”

ということ自体に、
強い不安を感じることがあります。

そのため、

「相談してみたら?」

という言葉が、

“できない自分”

を責める気持ちにつながってしまう場合もあります。


“相談する前段階”が必要なこともある

社会の中では、

「支援につながること」

が大切だと言われます。

もちろん、
必要な支援につながることはとても大切です。

ですが、

その前に、

“安心して人と同じ空間に居られる”

経験が必要な場合もあります。

居場所では、

無理に悩みを話さなくてもよい。
聞いているだけでも大丈夫。

そんな空気を大切にしています。


“安心できる関係”が、少しずつ相談につながることもある

心理学者のカール・ロジャーズは、

「人は、安心できる関係の中で少しずつ自分の気持ちを話せるようになる」

という考え方を大切にしていました。

居場所でも、

最初はほとんど話されなかった方が、

何度か参加する中で、
少しずつ自分のことを話される場面があります。

それは、

“無理に相談を促した”

からではなく、

“安心できた”

ことが大きかったのかもしれません。


“相談できない”ことにも理由がある

相談できない時、

周りからは、

「なぜ言わないの?」
「もっと早く相談すればよかったのに」

と思われることもあります。

ですが、

  • 否定された経験
  • 理解されなかった経験
  • 話しても変わらなかった経験

などから、

“もう話したくない”

と感じてしまうこともあります。

だからこそ、

“相談できないこと”

そのものを責めないことも大切なのではないかと思います。


“話さなくても大丈夫”が安心につながることもある

居場所では、

「相談してください」

より、

“話したくなった時に話せば大丈夫”

という空気を大切にしています。

無理に話を引き出さない。
無理に変えようとしない。

そんな関わりの中で、

少しずつ安心につながることもあります。


ゴチャせたがやで大切にしていること

「ゴチャせたがや」では、

・否定しない
・無理をさせない
・それぞれのペースを大切にする

ことを大事にしています。

その中で、

“相談する前の安心”

も、とても大切にしています。

だからこそ、

安心して過ごせる“小さなつながり”を、
地域の中で少しずつ増やしていければと思っています。

最後に

「ゴチャせたがや」は、
人とのつながりに不安を感じている方や、
安心して過ごせる場所を探している方のための居場所です。

・うまく話せなくても大丈夫
・聞いているだけでも大丈夫
・途中参加、途中退出も可能です

「少し気になる」
そのくらいの気持ちでも問題ありません。

まずは、安心して過ごせる場所があることを知っていただければと思っています。

ひとりでも多くの人に、居場所の存在が届きますように。
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「次回の居場所はこちら」

チャせたがやでは、
ひきこもりや生きづらさを感じている方、
ご家族の方向けの居場所を開催しています。

・聞いているだけでも大丈夫
・途中参加、途中退出OK
・ご家族の参加も歓迎

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