~当事者と家族の不安や疑問を一緒に整理するために~
「また不採用だった。」
そんな経験が続くと、
少しずつ自信を失ってしまうことがあります。
最初は、
「次は頑張ろう」
と思えていても、
何度も結果が出ないと、
「自分には価値がないのではないか」
「社会に必要とされていないのではないか」
と感じてしまうこともあります。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
不採用は人格の否定ではない
面接で断られると、
自分自身を否定されたような気持ちになることがあります。
しかし実際には、
企業は限られた募集枠の中で採用を決めています。
そのため、
・応募者が多かった
・求める経験と違った
・勤務条件が合わなかった
・職場との相性を重視した
などの理由で不採用になることもあります。
不採用は、
その人の人格や価値を否定しているわけではありません。
まず知っていただきたいのは、
不採用と、その人の価値は別の問題である
ということです。
発達特性のある方は面接で苦労することもある
発達特性のある方の中には、
・初対面の人との会話が苦手
・緊張すると言葉が出なくなる
・質問の意図を読み取るのが難しい
・自分の強みをうまく説明できない
という方もいます。
仕事ができないわけではないのに、
面接という短い時間では十分に伝わらないことがあります。
また、
想定外の質問に戸惑い、
本来の力を発揮できないこともあります。
面接が苦手だからといって、
働く力がないとは限りません。
不採用が続くと挑戦すること自体が怖くなる
何度も不採用が続くと、
面接そのものが怖くなることがあります。
例えば、
・応募ボタンが押せない
・求人を見るだけで疲れる
・面接の日が近づくと体調が悪くなる
・結果を見るのが怖い
といった状態になることもあります。
これは決して珍しいことではありません。
失敗体験が積み重なると、
人は自然と傷つかないよう自分を守ろうとします。
そのため、
「応募しない」
という行動になってしまうこともあります。
面接の結果だけで自分を判断しない
社会では、
「採用=成功」
「不採用=失敗」
のように考えられがちです。
しかし実際には、
応募したことも大切な一歩です。
求人を探したこと。
履歴書を書いたこと。
面接会場へ行ったこと。
それらはすべて行動です。
結果だけを見ると苦しくなりますが、
挑戦した過程にも価値があります。
働くまでの道のりは、
一歩ずつ積み重ねていくものです。
一人で抱え込まなくて大丈夫
ゴチャせたがやの居場所や家族会でも、
・面接が怖い
・不採用が続いている
・自信がなくなってしまった
という声をよく耳にします。
そうした悩みは、
決して特別なものではありません。
話してみることで、
少し気持ちが整理されることもあります。
同じ経験をした人の話が、
励みになることもあります。
おわりに
面接で断られ続けると、
誰でも自信を失ってしまいます。
しかし、
不採用が続いていることと、
その人に価値がないことはまったく別です。
働きたいと思い、
応募し、
面接を受けている時点で、
すでに前へ進もうとしています。
まずは結果だけで自分を責めることを少し休んでみませんか。
ゴチャせたがやでは、ひきこもり状態にある方や発達特性のある方、ご家族が安心して過ごせる居場所や家族会を開催しています。
無理に話さなくても大丈夫です。
聞いているだけでも大丈夫です。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいけば十分です。
今後のシリーズでは、
・空白期間は不利になるのか
・障害は面接で伝えた方がよいのか
・自分に向いている仕事はどう探すのか
・就労支援はどのように活用できるのか
などについても、一緒に考えていきます。

