ひきこもり・発達特性と「働く」を考える①

~当事者と家族の不安や疑問を一緒に整理するために~

目次

働きたいのに働けないのは、甘えなのか

「働かなければいけない。」

そう思っているのに、なかなか動けない。

求人を探そうとしても気持ちが重くなる。
面接を考えるだけで不安になる。
働いても続かなかった経験が頭をよぎる。

そんな状態が続くと、

「自分は甘えているのではないか」
「怠けているだけではないか」

と自分を責めてしまう方も少なくありません。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

働きたい気持ちがあるなら、甘えではない

もし本当に働きたくないのであれば、

「働けないこと」に苦しむこともありません。

実際には、

  • 働きたい
  • 社会とつながりたい
  • 誰かの役に立ちたい

という思いがあるからこそ悩みます。

働けないことそのものよりも、

「働けない自分を責め続けること」

の方が苦しくなっている場合もあります。

まず知っていただきたいのは、

働きたいと思っている時点で、すでに前を向こうとしている

ということです。

働けない背景にはさまざまな理由がある

働くことが難しくなる理由は人によって異なります。

例えば、

  • 人とのコミュニケーションが苦手
  • 大きな音や刺激に疲れやすい
  • 体力に不安がある
  • 生活リズムが乱れている
  • 過去の職場で傷ついた経験がある
  • 何度も不採用になり自信を失った

などです。

発達特性のある方の中には、

・曖昧な指示が理解しづらい

・複数の作業を同時に行うことが苦手

・職場の音や人の多さに疲れやすい

といった困りごとを抱えている方もいます。

能力が低いわけではなく、環境との相性によって働きづらさが生まれることもあります。

周囲からは見えにくい苦労を抱えていることもあります。

「みんなができていることができない」

という経験を繰り返す中で、自信を失ってしまうこともあります。

また、ひきこもり状態が長く続いた方の場合、

働くことそのものよりも、

「外に出ること」
「人と会うこと」

に大きなエネルギーが必要なこともあります。

働くことだけがゴールではない

社会では、

「就職=成功」

のように語られることがあります。

しかし、実際にはそう単純ではありません。

無理をして働き始めても、

体調を崩してしまったり、
再び自信を失ってしまったりすることもあります。

だからこそ、

  • 生活リズムを整える
  • 外出する機会を増やす
  • 誰かと話せる場所を持つ
  • 自分の得意なことを見つける

といったことも大切な一歩です。

働くことへ向かう道は、一つではありません。

一人で抱え込まなくて大丈夫

働くことへの悩みは、とても個人的な問題のように感じるかもしれません。

しかし実際には、

同じような悩みを抱えている方がたくさんいます。

ゴチャせたがやの居場所や家族会でも、

  • 働きたいけれど不安がある
  • 仕事が長続きしない
  • 何から始めればよいか分からない

という声をよく耳にします。

そうした悩みは、一人で抱え込む必要はありません。

話すことで整理できることもあります。
同じ経験をした人の話が参考になることもあります。

おわりに

「働きたいのに働けない。」

その悩みは、決して珍しいものではありません。

そして、それは必ずしも甘えではありません。

まずは自分を責めることを少し休んでみませんか。

働くことだけがゴールではありません。

安心して話せる人や場所とつながることも、大切な一歩です。

ゴチャせたがやでは、ひきこもり状態にある方や発達特性のある方、ご家族が安心して過ごせる居場所や家族会を開催しています。

無理に話さなくても大丈夫です。
聞いているだけでも大丈夫です。

あなたのペースで、一歩ずつ進んでいければ十分です。

今後のシリーズでは、

  • 自分に向いている仕事はどう見つけるのか
  • 障害は伝えた方がよいのか
  • 障がい者雇用とは何か
  • 就労支援とはどのようなものか

などについても、一緒に考えていきます。

ひとりでも多くの人に、居場所の存在が届きますように。
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「次回の居場所はこちら」

チャせたがやでは、
ひきこもりや生きづらさを感じている方、
ご家族の方向けの居場所を開催しています。

・聞いているだけでも大丈夫
・途中参加、途中退出OK
・ご家族の参加も歓迎

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