~当事者と家族の不安や疑問を一緒に整理するために~
「週5日、1日8時間働けない。」
そのことに悩んでいる方は少なくありません。
体力が続かない。
人と接する時間が長いと疲れてしまう。
体調に波がある。
集中力が長時間続かない。
そんな状態の中で、
「フルタイムで働けない自分はダメなのではないか」
と考えてしまうことがあります。
しかし、
本当にそうなのでしょうか。
働くこととフルタイム勤務は同じではない
私たちは、
「働く=フルタイム勤務」
というイメージを持ちやすいかもしれません。
しかし実際には、
働き方にはさまざまな形があります。
例えば、
・短時間勤務
・週数日の勤務
・在宅勤務
・障害者雇用
・就労継続支援A型
・就労継続支援B型
などがあります。
働くことと、
フルタイムで働くことは同じではありません。
大切なのは、
今の自分に合った働き方を見つけること
です。
無理をすると続かないこともある
働きたい気持ちが強い人ほど、
無理をしてしまうことがあります。
例えば、
「みんなと同じように働かなければならない」
と思い、
体力以上に頑張ってしまうことがあります。
その結果、
体調を崩して退職する。
強い疲労で動けなくなる。
自信を失う。
ということもあります。
一度そうした経験をすると、
働くことそのものが怖くなってしまうこともあります。
無理をすることが必ずしも良い結果につながるとは限りません。
小さく始めることも立派な一歩
働くことは、
いきなり100点を目指さなければならないものではありません。
例えば、
・週1日から始める
・1日3時間から始める
・ボランティア活動に参加する
・地域活動に関わる
・生活リズムを整える
といったことも大切な準備です。
特に長期間ひきこもり状態にあった方の場合、
まず外出すること自体が大きな挑戦になることもあります。
小さな一歩でも、
前進していることに変わりはありません。
発達特性のある方は環境選びも大切
発達特性のある方の場合、
働く時間よりも、
働く環境の方が重要なことがあります。
例えば、
・静かな環境が合う
・仕事内容が明確な方が安心できる
・一人で集中する仕事が向いている
・人とのやり取りが少ない方が力を発揮できる
などです。
逆に、
環境が合わないと、
短時間勤務でも大きな負担になることがあります。
働く時間だけを見るのではなく、
どのような環境なら力を発揮できるかを考えることも大切です。
利用できる支援もある
一人で仕事を探すことが難しい場合は、
支援機関を利用する方法もあります。
例えば、
・就労移行支援
・就労継続支援A型
・就労継続支援B型
・地域障害者就業・生活支援センター
・ハローワークの専門窓口
などがあります。
こうした場所では、
働く準備や仕事探しの相談ができます。
自分に合う働き方を一緒に考えてくれることもあります。
一人で抱え込まなくて大丈夫
ゴチャせたがやの居場所や家族会でも、
・フルタイムは難しい
・体力が続かない
・何時間なら働けるか分からない
・働きたいけれど不安がある
という声を耳にします。
しかし、
そうした悩みを抱えているのは一人ではありません。
人によって体力も特性も違います。
できることも違います。
だからこそ、
他人と比べるのではなく、
自分に合ったペースを見つけることが大切です。
おわりに
「フルタイムで働けない。」
そのことに悩んでいる方は少なくありません。
しかし、
フルタイムで働けないことと、
働く力がないことは同じではありません。
大切なのは、
今の自分に合った働き方を見つけることです。
短時間勤務でも、
週数日の勤務でも、
社会とのつながりを持つことはできます。
働き方は一つではありません。
まずは、
自分が無理なく続けられる形を探してみませんか。
ゴチャせたがやでは、ひきこもり状態にある方や発達特性のある方、ご家族が安心して過ごせる居場所や家族会を開催しています。
無理に話さなくても大丈夫です。
聞いているだけでも大丈夫です。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいけば十分です。
今後のシリーズでは、
・障害は伝えた方がよいのか
・障害者雇用とはどのような制度か
・自分に向いている仕事の探し方
・就労支援はどのように活用できるのか
などについても、一緒に考えていきます。

