~当事者と家族の不安や疑問を一緒に整理するために~
「自分なりに頑張っている。」
「手を抜いているわけではない。」
それなのに、
評価されない。
褒められない。
感謝されない。
そんな経験をすると、
とても苦しくなります。
特に真面目な人ほど、
「もっと頑張らなければ」
と自分を追い込んでしまうことがあります。
しかし、
頑張っているのに評価されない苦しさは、
決して珍しいものではありません。
頑張りと評価は必ずしも一致しない
私たちは、
「頑張れば認められる」
と思いがちです。
もちろん、
努力が評価につながることもあります。
しかし現実には、
頑張りと評価が一致しないこともあります。
例えば、
・見えないところで努力している
・成果が数字で表れにくい
・周囲に伝わっていない
・評価する人との考え方が違う
といったことがあります。
頑張っていないから評価されないとは限りません。
発達特性のある方が感じやすい苦しさ
発達特性のある方の中には、
人一倍努力している方もいます。
例えば、
・ミスをしないよう何度も確認する
・周囲に合わせようと無理をする
・人との会話を必死に考える
・疲れていても頑張り続ける
といったことです。
しかし、
その努力は周囲から見えないことがあります。
結果だけを見られてしまい、
「もっと頑張って」
と言われることもあります。
本人からすると、
「これ以上どう頑張ればいいのだろう」
と感じることがあります。
評価されないことと価値がないことは違う
評価されないと、
自分に価値がないように感じることがあります。
しかし、
評価されないことと、
価値がないことは違います。
例えば、
職場では評価されなかった人が、
別の職場では高く評価されることがあります。
ある人には理解されなかったことが、
別の人には強みとして評価されることもあります。
評価は、
環境や相手によって変わることがあります。
だからこそ、
一つの評価だけで自分を決めつける必要はありません。
「できていないこと」ばかり見てしまう
評価されない状態が続くと、
人は自分の欠点ばかりを見るようになります。
例えば、
・できなかったこと
・失敗したこと
・注意されたこと
ばかりが記憶に残ります。
一方で、
・続けていること
・努力していること
・できるようになったこと
は見落としがちです。
しかし、
小さな成長にも価値があります。
周囲が気づかなくても、
あなた自身の努力は消えていません。
評価より先に大切なこともある
仕事をしていると、
評価ばかりが気になることがあります。
もちろん評価は大切です。
しかし、
それ以上に大切なこともあります。
例えば、
・体調を維持できている
・職場へ通えている
・相談できるようになった
・以前より落ち着いて働けている
といったことです。
特に、
ひきこもり状態や体調不良を経験した方にとっては、
そうした変化も大きな前進です。
認めてもらえない苦しさを一人で抱えない
評価されない苦しさは、
誰にも話せず抱え込むことがあります。
すると、
「自分が悪いのだ」
と思い込みやすくなります。
しかし、
話してみると、
「十分頑張っていると思うよ」
と言ってもらえることがあります。
自分では見えなくなっている努力を、
他の人が気づいてくれることもあります。
一人で抱え込まなくて大丈夫
ゴチャせたがやの居場所や家族会でも、
・頑張っているのに認められない
・職場で評価されない
・自信を失ってしまった
・何をやってもダメだと思う
という声を耳にします。
こうした悩みは決して珍しいものではありません。
特に真面目な人ほど、
自分を責めやすい傾向があります。
だからこそ、
安心して話せる場所や人とのつながりが大切になります。
おわりに
「頑張っているのに評価されない。」
その苦しさは、
想像以上に大きなものです。
しかし、
評価されないことと、
価値がないことは同じではありません。
あなたが積み重ねてきた努力は、
評価の言葉がなくても消えることはありません。
大切なのは、
他人の評価だけで自分を判断しないことです。
そして、
自分自身の小さな前進にも目を向けることです。
ゴチャせたがやでは、ひきこもり状態にある方や発達特性のある方、ご家族が安心して過ごせる居場所や家族会を開催しています。
無理に話さなくても大丈夫です。
聞いているだけでも大丈夫です。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいけば十分です。
今後のシリーズでは、
・失敗を引きずってしまう理由
・人と比べて苦しくなるとき
・自信を失ったときの向き合い方
・安心して働ける環境とは何か
などについても、一緒に考えていきます。

