【居場所と安心について考える⑲】アドバイスより先に必要なこと

誰かが悩んでいる時、

「こうした方がいいよ」
「まず動いてみたら?」
「気にしすぎじゃない?」

と、アドバイスをしたくなることがあります。

もちろん、

力になりたい。
少しでも支えになりたい。

そんな思いから出る言葉であることも多いと思います。

ですが、

疲れている時や、
不安が強い時には、

“アドバイス”

より先に必要なことがある場合もあります。

「ゴチャせたがや」では、

・否定しない
・無理に変えようとしない
・その人のペースを大切にする

ことを大事にしています。

今回は、

“アドバイスより先に必要なこと”について、居場所で感じていることを書いてみたいと思います。


目次

“正しいこと”でも苦しくなることがある

居場所では、

「頑張ればいいのは分かっている」
「動かなきゃいけないのも分かっている」

という声を聞くことがあります。

つまり、

“どうすればいいか”

が分からないわけではない場合もあります。

ですが、

不安や緊張が強い時には、

「できない自分」

を責め続けてしまっていることがあります。

そのため、

どれだけ正しいアドバイスでも、

受け取る余裕がなくなっている場合もあります。


“まず安心できること”が必要なこともある

社会の中では、

「解決すること」
「前へ進むこと」

が重視される場面があります。

もちろん、

問題解決は大切です。

ですが、

疲れ切っている時や、
人との関わりに不安が強い時には、

まず、

“安心して話せること”

が必要な場合もあります。

居場所では、

無理に答えを出さなくてもよい。
うまく話せなくても大丈夫。

そんな空気を大切にしています。


“聞いてもらえた”経験が安心につながることもある

心理学者のカール・ロジャーズは、

“相手を否定せずに受け止めること”

を大切にしていました。

居場所でも、

「アドバイスされた」

ことより、

“ちゃんと話を聞いてもらえた”

ことが安心につながる場面があります。

例えば、

考えがまとまっていなくても、
うまく説明できなくても、

「それでも大丈夫」

と思えることで、

少しずつ緊張が和らぐことがあります。


“すぐに変えようとしない”ことも大切

人は、

「変わらなければ」

と思うほど、
苦しくなることがあります。

だからこそ、

居場所では、

無理に前向きにしようとしない。
急いで答えを出そうとしない。

そんな関わり方を大切にしています。

安心できることで、

少しずつ、
自分のペースで動き出せることもあるからです。


“話せること”より、“安心できること”

居場所では、

最初は静かに聞いているだけだった方が、

何度か参加する中で、
少しずつ自然に言葉を話される場面があります。

それは、

“良いアドバイスがあった”

からではなく、

“安心して居られた”

ことが大きかったのかもしれません。

人は、

安心できると、
少しずつ自分の気持ちを出せることがあります。

ゴチャせたがやで大切にしていること

「ゴチャせたがや」では、

・否定しない
・無理をさせない
・それぞれのペースを大切にする

ことを大事にしています。

その中で、

“相談する前の安心”

も、とても大切にしています。

だからこそ、

安心して過ごせる“小さなつながり”を、
地域の中で少しずつ増やしていければと思っています。

最後に

「ゴチャせたがや」は、
人とのつながりに不安を感じている方や、
安心して過ごせる場所を探している方のための居場所です。

・うまく話せなくても大丈夫
・聞いているだけでも大丈夫
・途中参加、途中退出も可能です

「少し気になる」
そのくらいの気持ちでも問題ありません。

まずは、安心して過ごせる場所があることを知っていただければと思っています。

ひとりでも多くの人に、居場所の存在が届きますように。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

「次回の居場所はこちら」

チャせたがやでは、
ひきこもりや生きづらさを感じている方、
ご家族の方向けの居場所を開催しています。

・聞いているだけでも大丈夫
・途中参加、途中退出OK
・ご家族の参加も歓迎

目次