誰かの悩みを聞いていると、
「もっとこうしたらいいのに」
「考え方を変えれば楽になるのでは」
と思うことがあります。
相手を心配する気持ちや、
力になりたいという思いから出てくる考えです。
しかし、
話を聴くときに大切なのは、
相手を変えることではなく、
相手を理解しようとすることです。
今回は、
「相手を変えようとしない」ことについて考えてみたいと思います。
相手を変えようとしない
人はそれぞれ、
育ってきた環境も、
経験してきたことも、
感じ方も違います。
そのため、
同じ出来事でも、
受け止め方は人によって異なります。
自分にとっては簡単なことでも、
相手にとっては大きな不安かもしれません。
だからこそ、
「なぜできないの?」
ではなく、
「どんな思いでいるのだろう?」
と考えることが大切です。
人は自分のペースで変わっていく
誰でも、
無理に変わることを求められると、
苦しくなることがあります。
反対に、
安心して話せる環境があると、
少しずつ気持ちが変化することがあります。
それは、
誰かに変えられたからではなく、
自分自身で考え、
納得しながら進んでいるからです。
人が成長したり、
前に進んだりするためには、
その人自身のペースが大切なのです。
支えることと変えようとすることは違う
相手を支えることと、
相手を変えようとすることは同じではありません。
支えるとは、
相手の隣にいることです。
話を聴くこと。
気持ちを受け止めること。
困ったときに寄り添うこと。
そうした関わりが、
相手の安心につながります。
一方で、
相手を変えようとすると、
知らないうちに自分の価値観を押し付けてしまうことがあります。
まずは、
その人らしさを尊重することが大切です。
ゴチャせたがやで大切にしていること
ゴチャせたがやでは、
- 人の話を聴く
- 否定しない
- 話したくないときは話さなくていい
- それぞれのペースを尊重する
ことを大切にしています。
悩みを解決することだけが目的ではありません。
まずは安心して過ごせること。
そして、「ここに居てもいい」と感じられること。
そんな時間をつくるために、傾聴を大切にしています。
おわりに
誰かの力になりたいと思うことは、
とても自然なことです。
しかし、
人は他人によって変えられるものではありません。
大切なのは、
相手を変えようとすることではなく、
相手を理解しようとすることです。
安心して話せる場所や、
受け止めてもらえる経験は、
その人が自分のペースで進んでいく力につながることがあります。
相手を尊重することから、
本当の支え合いは始まるのかもしれません。
次回予告
話を聴いていると、
つい
「分かるよ」
と言いたくなることがあります。
しかし、
本当に相手を理解することは簡単ではありません。
次回は、
「共感と同意は違う」
について考えてみたいと思います。

