「聴くことから始まるつながり⑯」”それは違う”と思ったとき

誰かの話を聴いていると、

「それは違うのではないか」

「考えすぎではないだろうか」

と思うことがあります。

価値観や経験が違えば、

意見が違うことは自然なことです。

しかし、

話を聴く場面では、

その「違う」と感じた気持ちとの向き合い方が大切になります。

今回は、

「『それは違う』と思ったとき」について考えてみたいと思います。

「それは違う」と思ったとき

私たちは誰でも、

自分なりの経験や考え方を持っています。

そのため、

相手の話を聞いたときに、

「自分ならそうは考えない」

と思うことがあります。

それ自体は悪いことではありません。

問題なのは、

その瞬間に相手の話を否定してしまうことです。

相手は、

正しい答えを求めているのではなく、

まずは話を聴いてほしいと思っているかもしれません。


事実と気持ちは分けて考える

相手の考えには賛成できなくても、

気持ちを理解しようとすることはできます。

例えば、

「職場の人がみんな自分を嫌っている気がする」

という話を聞いたとします。

本当にそうかどうかは分かりません。

しかし、

「そう感じるほどつらかったのですね」

と気持ちを受け止めることはできます。

事実を判断することと、

気持ちを受け止めることは別のことです。

傾聴では、

まず気持ちに耳を傾けることを大切にします。


すぐに訂正しなくてもいい

相手の話を聞いていると、

誤解や思い込みがあるように感じることもあります。

そんなとき、

すぐに訂正したくなることがあります。

しかし、

まずは最後まで話を聴くことが大切です。

話しているうちに、

相手自身が気づくこともあります。

また、

十分に話せたあとであれば、

別の見方について落ち着いて考えられることもあります。


違いがあっても関係は続けられる

人間関係の中では、

意見が違うことは珍しくありません。

家族でも、

友人でも、

地域活動でも同じです。

大切なのは、

違う意見を持つ相手を否定しないことです。

「私は違う考えだけれど、

そう感じたのですね」

という姿勢があると、

お互いに安心して話すことができます。

違いを認めることは、

相手を尊重することにもつながります。

ゴチャせたがやで大切にしていること

ゴチャせたがやでは、

  • 人の話を聴く
  • 否定しない
  • 話したくないときは話さなくていい
  • それぞれのペースを尊重する

ことを大切にしています。

悩みを解決することだけが目的ではありません。

まずは安心して過ごせること。

そして、「ここに居てもいい」と感じられること。

そんな時間をつくるために、傾聴を大切にしています。

おわりに

誰かの話を聴いていると、

「それは違う」と思うことがあります。

それは自然なことです。

しかし、

その違いがあるからこそ、

まずは相手の気持ちを理解しようとする姿勢が大切なのかもしれません。

話を聴くことは、

相手と同じ考えになることではありません。

違いがあっても、

相手を尊重しながら向き合うことです。

その積み重ねが、

安心して話せる関係や、

地域のつながりを育てていくのではないでしょうか。


次回予告

私たちは、

相手のためを思って正しいことを伝えようとすることがあります。

しかし、

正論がかえって相手を苦しめてしまうこともあります。

次回は、

「正論が人を苦しめることもある」

について考えてみたいと思います。

ひとりでも多くの人に、居場所の存在が届きますように。
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