「聴くことから始まるつながり⑬」相手のペースを尊重する

誰かと話をしているとき、

「もっと早く話してほしい」

「どうして行動できないのだろう」

と思ったことはないでしょうか。

しかし、

人にはそれぞれのペースがあります。

話すペース。

考えるペース。

行動するペース。

どれも人によって違います。

今回は、

「相手のペースを尊重する」ことについて考えてみたいと思います。

相手のペースを尊重する

私たちは、

自分にとって当たり前のことを基準に考えてしまうことがあります。

例えば、

すぐに決断できる人は、

なかなか決められない人を見て、

「そんなに悩まなくてもいいのに」

と思うことがあります。

また、

人と話すことが得意な人は、

言葉が少ない人を見て、

「もっと話せばいいのに」

と思うこともあります。

しかし、

相手には相手の事情や背景があります。

だからこそ、

自分の基準だけで判断しないことが大切です。


人によって安心できる速度は違う

新しい場所に行ったとき、

すぐに打ち解けられる人もいます。

何度か通ってから安心できる人もいます。

また、

悩みをすぐに話せる人もいれば、

長い時間をかけて少しずつ話す人もいます。

どちらが正しいということではありません。

安心できるまでの時間は人それぞれです。

その違いを認めることが、

相手を尊重することにつながります。


急がせると話しにくくなることもある

相手のためを思って、

「頑張ってみたら?」

「早く行動した方がいいよ」

と声をかけることがあります。

もちろん、

励ましの気持ちから出る言葉です。

しかし、

相手がまだ準備できていないときには、

プレッシャーになってしまうこともあります。

人は、

安心できるときに少しずつ前へ進むことがあります。

だからこそ、

焦らせることよりも、

見守ることが大切な場合もあります。


尊重することは放っておくことではない

相手のペースを尊重すると聞くと、

何もしないことだと思われることがあります。

しかし、

そうではありません。

困ったときには声をかける。

必要な情報を伝える。

相談されたら話を聴く。

そうした関わりを続けながら、

相手自身が選ぶ時間を大切にすることです。

尊重することと放任することは違います。

相手を信じて待つことも、

大切な支え方の一つです。

ゴチャせたがやで大切にしていること

ゴチャせたがやでは、

  • 人の話を聴く
  • 否定しない
  • 話したくないときは話さなくていい
  • それぞれのペースを尊重する

ことを大切にしています。

悩みを解決することだけが目的ではありません。

まずは安心して過ごせること。

そして、「ここに居てもいい」と感じられること。

そんな時間をつくるために、傾聴を大切にしています。

おわりに

おわりに

人にはそれぞれのペースがあります。

話すペースも、

考えるペースも、

前に進むペースも違います。

だからこそ、

「まだできないの?」

ではなく、

「その人なりに進んでいるのかもしれない」

と考えてみることも大切です。

相手のペースを尊重することは、

相手を信頼することでもあります。

その安心感が、

人とのつながりや、

次の一歩につながっていくのではないでしょうか。


次回予告

話を聴いていると、

途中で口をはさみたくなることがあります。

しかし、

最後まで話を聴くことは意外と簡単ではありません。

次回は、

「最後まで話を聴く難しさ」

について考えてみたいと思います。

ひとりでも多くの人に、居場所の存在が届きますように。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

「次回の居場所はこちら」

チャせたがやでは、
ひきこもりや生きづらさを感じている方、
ご家族の方向けの居場所を開催しています。

・聞いているだけでも大丈夫
・途中参加、途中退出OK
・ご家族の参加も歓迎