誰かの話を聴いていると、
「私だったらこうする」
「普通はこうじゃないかな」
と思うことがあります。
それは、
これまでの経験や考え方から生まれる自然な反応です。
しかし、
その言葉が相手を苦しめてしまうこともあります。
今回は、
「自分の価値観を押し付けない」ことについて考えてみたいと思います。
自分の価値観を押し付けない
私たちは、
それぞれ違う環境で育ち、
違う経験を積み重ねてきました。
そのため、
大切にしていることも、
悩みの感じ方も人によって違います。
例えば、
人と積極的に関わることが好きな人もいれば、
一人の時間を大切にしたい人もいます。
仕事を最優先に考える人もいれば、
家族や健康を優先したい人もいます。
どちらが正しいということではありません。
価値観は人それぞれ違うものなのです。
「当たり前」は人によって違う
自分にとって当たり前のことでも、
相手にとってはそうではないことがあります。
例えば、
「困ったら相談すればいい」
と思う人もいれば、
「人に迷惑をかけたくない」
と考える人もいます。
また、
「まず行動してみよう」
と思う人もいれば、
慎重に考えてから動きたい人もいます。
自分の当たり前を基準にしてしまうと、
相手の気持ちや事情が見えなくなってしまうことがあります。
相手を理解することから始める
話を聴くときに大切なのは、
「自分ならどうするか」ではなく、
「相手はどう感じているのだろうか」
と考えることです。
なぜそう考えるのか。
どんな経験があったのか。
何に不安を感じているのか。
そこに耳を傾けることで、
相手への理解が深まります。
まず理解しようとすることが、
傾聴の大切な姿勢の一つです。
違いを認めることが安心につながる
価値観が違うと、
つい説得したくなることがあります。
しかし、
人は自分の考えを否定されたと感じると、
話しづらくなることがあります。
一方で、
「そういう考え方もあるんですね」
と受け止めてもらえると、
安心して話せることがあります。
違いを認めることは、
相手に賛成することではありません。
相手を尊重することです。
ゴチャせたがやで大切にしていること
ゴチャせたがやでは、
- 人の話を聴く
- 否定しない
- 話したくないときは話さなくていい
- それぞれのペースを尊重する
ことを大切にしています。
悩みを解決することだけが目的ではありません。
まずは安心して過ごせること。
そして、「ここに居てもいい」と感じられること。
そんな時間をつくるために、傾聴を大切にしています。
おわりに
私たちは誰でも、
自分なりの価値観を持っています。
それは大切なものです。
しかし、
相手にも相手の価値観があります。
話を聴くときに大切なのは、
自分の考えを伝えることよりも、
まず相手を理解しようとすることなのかもしれません。
価値観の違いを認め合える関係は、
安心して話せる関係につながります。
そして、
その安心感が人とのつながりを育てていくのではないでしょうか。
次回予告
話を聴いていると、
相手の考えに対して
「それは違うのでは」
と思うこともあります。
そんなとき、
どのように向き合えばよいのでしょうか。
次回は、
「『それは違う』と思ったとき」
について考えてみたいと思います。

