誰かに悩みを話したとき、
すぐに解決策を教えてもらえなくても、
「話を聴いてもらえてよかった」
と感じたことはないでしょうか。
反対に、
的確なアドバイスをもらったのに、
なぜか気持ちが楽にならなかった経験がある人もいるかもしれません。
人はいつも答えを求めているとは限りません。
時には、
理解してもらうことを求めていることがあります。
今回は、
「人は答えより理解を求めることがある」について考えてみたいと思います。
人は答えより理解を求めることがある
悩みを抱えているとき、
本人も何をすればよいか分かっていることがあります。
例えば、
「運動した方がいい」
「誰かに相談した方がいい」
「生活リズムを整えた方がいい」
そうしたことを理解していても、
なかなかできないことがあります。
そのようなときに必要なのは、
新しい答えではなく、
今の気持ちを理解してもらうことかもしれません。
「分かってもらえた」という安心感
人は、
自分の気持ちを受け止めてもらえると安心することがあります。
例えば、
「それは大変でしたね」
「ずっと頑張ってこられたのですね」
そんな言葉をかけられるだけで、
少し気持ちが軽くなることがあります。
問題が解決したわけではありません。
それでも、
「自分のことを分かろうとしてくれた」
と感じられることが支えになることがあります。
答えを急ぐと見えなくなるものもある
相手のためを思うと、
つい解決策を考えたくなります。
しかし、
答えを急ぐあまり、
相手の気持ちを十分に聴けなくなることもあります。
なぜそう感じているのか。
何が不安なのか。
どんな思いでここまで過ごしてきたのか。
そうした背景を知ることで、
初めて見えてくるものもあります。
だからこそ、
まずは理解しようとすることが大切なのです。
理解されることで前を向けることもある
不思議なことに、
人は理解されると、
自分で考える力を取り戻すことがあります。
安心できると、
気持ちが整理されます。
気持ちが整理されると、
次に何をしたいのかが見えてくることがあります。
つまり、
理解されることが、
結果として次の一歩につながることもあるのです。
ゴチャせたがやで大切にしていること
ゴチャせたがやでは、
- 人の話を聴く
- 否定しない
- 話したくないときは話さなくていい
- それぞれのペースを尊重する
ことを大切にしています。
悩みを解決することだけが目的ではありません。
まずは安心して過ごせること。
そして、「ここに居てもいい」と感じられること。
そんな時間をつくるために、傾聴を大切にしています。
おわりに
人は、
いつも答えを求めているわけではありません。
時には、
「分かってほしい」
「気持ちを受け止めてほしい」
と思っていることがあります。
理解されることで安心し、
安心することで前を向けることもあります。
だからこそ、
話を聴くときは、
答えを探す前に、
相手を理解しようとすることが大切なのかもしれません。
次回予告
励ましのつもりで言った
「頑張って」
という言葉。
しかし、
その言葉が重く感じられることもあります。
次回は、
「『頑張って』が重く感じるとき」
について考えてみたいと思います。

